相続相談 事例①<自宅を祖母名義の土地に新築したいが、良い方法はないか>
「相談者」
20代女性W様(孫)・80代女性U様(祖母)
「相談内容」
W様は自宅の新築を予定しています。
U様の土地に2世帯住宅を新築して、同居する予定です。
土地を貰うと贈与税がかかると言われ、何か良い方法がないか教えて下さい。
「提案内容」
まず、将来相続が発生しても、孫にあたるW様は、相続人にはあたらないため法定相続では、土地の名義はW様にはなりません。
U様の相続が発生した際に、土地の名義をA様にするには、遺言か、生前贈与のどちらかになります。
今回のケースでは、2つのご提案をしました。
- 祖母に遺言を書いてもらう
- 相続時精算課税制度を利用し、土地の生前贈与をする
上記の2つのケースの違いの1つは、土地を将来引き継ぐのか、今引き継ぐのかの違いです。
U様の資産状況を整理したところ、相続が発生した時に、相続税の支払いがないご家庭だったため、相続税節税の観点は必要ないと判断しました。
今回のケースでは、W様に家を新築してもらうこともあり、U様の希望としては、早くW様の名義にしてあげたいということで、②相続時精算課税制度を選択されました。
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