流動性比率とは?
流動性比率と一言で伝えると「不動産の売れやすさ・人気度」です。一般的には70%~110%程度で調整することが多いです。
例えば、需要が高いのに供給が低いエリアなどでは流動性比率が高くなりますし、逆の場合は低くなります。
(例)
査定価格900万円×流動性比率110%=990万円
査定価格900万円×流動性比率90%=810万円
流動性比率は経験値がものをいう
流動性比率はその地域での経験値があるかがものをいいます。
特に地方では車社会のため駅の近さよりも、学校区や学校との距離などが重視される傾向があります。また、同じ住所でも道一本向かいに行くだけで、不動産の売れ行きが良い場所、悪い場所があります。
このように机上での話ではなく、実際にその地域で販売してきた経験値がものをいいます。
実際の例
例えば「菊陽町津久礼」というエリアがあります。このエリアは東西に長いエリアとなっています。西側には菊陽町光の森・熊本市があり、東側には畑などの農業地帯で、隣町には大津町があります。
一見、熊本市内に近い西側の方が人気がありそうですが、実は、東側の菊陽町役場周辺の方が人気があります。
東側の方が、供給が少ないなど複数の理由があります。
この様に査定の際には、実際の売れやすさ・人気度を加味していきます。
今までの流れを含め査定すると、
- 家(建物)の査定価格 700万円
- 外壁・屋根塗装(リフォーム)の査定価格 100万円
- 個別要因 100万円
- 合計査定価格 900万円
- 流動性比率 110%
最終査定価格 990万円
となります。