市場の変化

今回は、少し全体的なお話をしたいと思います。

先日の日経新聞の記事に金利上昇圧力があるとの記事がありました。

金利が上昇すると不動産価格は下落します。

ここ数年間、不動産価格が上昇した大きな原因の1つは金融緩和です。

日銀が金利利下げを誘導した結果、住宅ローンの金利も下がっていき、その結果、不動産価格が上昇しました。

熊本銀行で住宅ローンを借りた場合を例にします。

住宅ローン条件 融資額3,000万円・金利0.975%・35年・元利均等・ボーナス払いなし

この場合、月々支払い額84,336円 総支払額3,542万円

となります。

しかし、金利が3%だったらどうでしょうか?

この場合、月々支払い額115,455円 総支払額4,849万円

となります。

総支払額の差は、4,849万円-3,542万円=差額1,307万円

となり、金利が不動産価格に大きく影響することが分かると思います。

近年の低金利に慣れている方は信じられないかもしれませんが、バブルの1990年頃は金利が8%の時もありました。

極端に金利が上昇するとは思いませんが、金利が不動産価格に影響することを覚えていて下さい。