先日、当社のお客様から、ウッドショックの影響についてお問い合わせがあったので、お知らせいたします。
ウッドショックとは?
ウッドショックとは、世界的な木材不足により木材が品薄になった結果、木材価格が高騰していることです。
原因は、アメリカ・ヨーロッパなどで、新築住宅の着工件数が増えていることが主な原因になります。
特に日本の新築住宅は、輸入木材を使用した住宅が多くを占めるため、新築する際の建物価格が値上がりしたり、木材が入ってこないので、引渡しが遅れている状況です。
実際、大手ハウスメーカーが値上げを発表しており、新築する方に影響が出ています。
先日、土地を購入して頂いたお客様から聞いたのですが、大手ハウスメーカーよりも、地元工務店の方が値上げ幅が大きいようで、地元工務店での建築を見直しされていると言われていました。建築会社ごとに明暗が分かれているようですね。
ウッドショックが中古住宅に与える影響
さて、ここから本題ですが、ウッドショックが中古住宅に与える影響です。
基本的には、新築価格が上がれば中古住宅も価格が上がりますが、現時点では、中古住宅の流通数が数字に表れてるわけではありません。(熊本でのお話です。)
ただ、個人的な肌感覚としては、当社でここ1週間で、4件ほど中古住宅の契約があり、動きが良くなってきた印象はあります。
ウッドショックの影響が長引けば、予算が合わずに新築を諦める方が増え、中古住宅に流れてくる可能性は十分にあります。
しかし、ウッドショックは年内で収まるという予測もあるので、今後も動向に注視が必要です。